パソコンは下記のLenovo製のノート型、Core i3-10110U、4GBRAM、SSD240GBといった性能です。
IdeaPad S540 15.6型 (第10世代インテル) - Lenovo
Ideapad S540 (15)はインテル® Core™ プロセッサーを搭載。美しいアルマイト加工がされたスタイリッシュで超薄型のアルミボディの15.6型ノートPCです。
パソコン自体は起動するのですが、すぐに下記のブルースクリーンエラーが発生して落ちてしまいます・・・
エラーコードは上記の「SPECIAL POOL DETECTED MEMORY CORRUPTION」だけではなく、何種類かのエラーコードが発生している状況。
こちらのエラーコードだけを見てみると、メモリ不具合の可能性が高く、ハードウェア障害が疑われます。
今回のideapad S540は、メモリがマザーボードに直結しているタイプで（オンボード型）、不具合の可能性のある4GBのメモリを取り外すこともできず、これは致命的な構造です。
Lenovoのパソコンや、格安なパソコンでたまに見かける構造で、価格を抑えるためにこうしたところでコストダウンをしていると思われますが、今回のような障害が起きると、メモリ着脱も交換もできず、マザーボード修理または交換になってしまいます。
このideapad S540はLenovo製の機器診断ツールがありませんので、Windowsメモリ診断ツールを使用してみたところ、上記のようにエラーが検知されました。
念のため、ディスク起動のMemtest86+を使ってメモリ診断してみました。
上記の写真のように、赤いエラー表示が出てきて、メモリ不具合で確定です。メモリに異常がなければ、赤いエラー表示は何も出ません。
Windows 10のセーフモードやLinux（Ubuntu）では特に問題がないのが少し疑問ですが、Windows 10の再インストールでもしかしたら解決する可能性は少しあるのですが、おそらくメモリ不具合ですのでメモリ（＝マザーボード）交換が必須でしょう。
マザーボード交換＆修理となるとパソコン修理費用も高額になるため、大切なデータはすでに外部へバックアップ済みでデータ復旧も不要、今回は対応することなく返却となりました。料金はもちろん頂戴していません。
パソコン購入前には、こうした仕様を見る方はほぼいないと思いますが（僕もそうそう見ません）、格安なパソコンにはこうしたコストダウンの事情があるということでもあります。
ということで、今回は対応せずに返却となりましたが、静岡県袋井市からのご依頼でした。今後ともどうぞよろしくお願いします！
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